今日は半日ジェノバを満喫して、ミラノに帰る。
オステリアフランチェスカーナの予約が取れれば、早朝出発でジェノバを去るという
計画もあったが、まあ、普通にウェイティングリスト・・・っていう回答のみで望みはない。
ジェノバは東西に長い土地で海と山が両方ある。
まずは駅から丸く囲われた湾内の方へ歩いて行く。
朝9時にホテルを出発したし、そもそもイタリアが長い休みの期間だからミラノと
変わらず、街は静かな雰囲気。
港沿いを歩いて、軽くコーヒーとクロワッサンで朝食を取ってから、街の中へ
入っていく。
ジェノバは昔貿易で繁栄した土地だけに、海賊が頻繁に襲ってきてたらしく、
港そばの旧市街は、細くかなり入り組んだ作りになっている。海賊らはそこに
入ってくると迷ってバラバラになり結局一網打尽！！ということでの作りらしい。
そして、どの家も結構古く、玄関には1900年とか書いてあったりするし、こういう
のを見てるとヨーロッパっていいなーって。
「サン・ロレンツォ大聖堂」
黒と白のストライプのデザインがいい感じの大聖堂。昔からこのエリア一体を
治めていたお金持ちの一族がこのストライプ柄と使っていたとのことで、その
サポートもあったことからこの教会に限らず、街の多くのところで黒と白の
ストライプデザインを見つけることができる。
外見は狭い一角の広場にあってこじんまりとした印象だったけど、中は結構広かった。
そして中も外同様アチコチに黒と白のストライプ模様が素敵！
この大聖堂の裏手にまわると街の中心部へ！
「政府庁舎」と「フェラーリ広場」
そして、このフェラーリ広場から、東西にのびるのが一番の繁華街、ショッピング通り、
「ヴェンティ・セッテンブレ通り」
アーケードの下もところどころおなじみ黒と白のストライプ！！
さて、アーケード下のお店はこれといって特に目新しいものはなく、興味が
全くわかないので、そのまま道なりに進み、橋の下をくぐったら、今度は
左に小さな通り。そちらにまたお店が並んでいるのでそのまま進んでいくと、
前夜降りたのに次ぐジェノバの2番目の大きな駅。
駅の向かえ1ブロック先には、ヨーロッパの定番、凱旋門が。
駅の裏手の山肌には横長の巨大な建物・・・なんと病院だそうだ。
お金かけるところを間違っているような気がするが、Sissi曰くイタリアでも
有名な病院だそう。
ジェノバでランチ！！実は、Sissiが事前にザ・ローカルなところをいろいろ
調べてくれたんだけど、確認すると、全部おやすみ・・・。
そこで、うっちが地元料理を扱うファインダイニングを選び、Sissiにメニュー
を見てもらい、ローカルな料理がちゃんとあるかどうか確認してもらい、予約！
予約後に分かったのは、スーシェフが日本人でしかもUCHIDAさんってことｗ
親戚とかじゃないから。
「Ristorante San Giorgio」
http://www.ristorantesangiorgiogenova.it/
ランチデギュステーションメニュー×2＋水＝133EUR（約17,300円）
最初はローカルスタッフが接客してたんだけど、うっちが日本ということが分かると
内田さんが奥から出てきて、いろいろおしゃべりすることに。で、滞在が短いし、地元料理を
なるべく食べたいけど、コースだとたくさん食べれるしーと話してたら、通常のお店の
シグニチャー料理のコース、そしてもう一つは同じ料金でもっと地元料理に特化した
もので1コース構成して出しましょう！って。
ということで、Sissiとシェアするから結構な品数を133EURで食べられるなら
完璧じゃないか！！
1品目（地）＝Cappon magro Genovese (Verdure, Pescato a Vapore con Bagnetto Verde)
1品目（デ）＝Millefoglie di Salmone (Affumicato con Salsa Tonnate Leggera, Composta di Cipolla Rossa e Porri Croccanti)
2品目（地）＝？？？
2品目（デ）＝Capesante Rosticciate (Salsa Olandese, Crema di Fagioli Bianchi, Fagiolini Verdi e Crumble di Olive Nere)
3品目（地）＝I Pansoti Incontrano il Mare
3品目（デ）＝Carbonara Di Mare (Tagliatelle al Profumo di Zucca con Guanciale e Ganberu)
4品目（地）＝Tiramisù di Baccalà (In Padella, Emulsione di Patate, Cacao Amaro, Riduzione di Balsamico e Cialda di Pane Croccante)
4品目（デ）＝Scorfano (Nel Suo Ristretto, Spinacino Estivo, Sedano Rapa)
5品目（地）＝特別メニュー
5品目（デ）＝特別メニュー
デザートは2品とも特別メニュー。やけに和な雰囲気のデザートが出てきたが、
スーシェフだけでなく、ペストリーシェフも日本人だった・・・。そりゃまあこういうのが
出てくるだろうなー。
結果的に出てきた料理を見てると、デギュステーションはいまいちだったかも。
地元料理の構成の方が好きだったな。特に4品目のティラミスの中にイカ墨とイカ
が混ざったのは見た目、アイデアも斬新だったし、味もよかったわ〜〜。
お腹を十分に満たしたら、ミラノ行きの電車を捕まえるために、ホテルのエリアまで
バスで戻る。途中、気になってた通りがあったのでそこで下りて後は歩いて向かう
ことにした。
それにしても通りが狭いからってのもあるけど、建物が大きく感じる。また、ミラノ
でもそうだったけど、豪華な家ほど玄関入ってから中に大きな庭があったりして、
エントランスからの部分に力入ってるｗ
短い高級ブランド通りの終わりのところはいくつもの道路の合流点、で
そこの角地にあったのが、
「Palazzo Doria-Spinola」
そして、世界遺産になっている邸宅群が軒を連ねる、
「ガリバルディ通り」へ
まあ、なんというか本当にごつくて優雅で豪華で。
ジェノバのお金持ちらがここに集まって家を建て、海外要人がきたときには、
このどこかの家がもてなすというような仕組みを作っていたそう。だから外見も
すごいけど、エントランス部分も中庭も素敵。今はオフィスビル利用だったり、
博物館だったり。
こちらは今は銀行
「パラッツォ・パラヴィチーニ・カンビャーゾ（Palazzo Pallavicini Cambiaso）」
「パラッツォ・ロッソ（Palazzo Rosso）」
ガリバルディ通りの最後には、全く合ってない日時計＋ジェノバ名物緑の窓
ジェノバを遠くから見るとよくわかるのだけど、この緑の窓が街のあちこち
で見られるから統一感があって、素敵な雰囲気。法律があるわけじゃないから
従わずに別の色に変えるのもアリらしいけど、やっぱり一つのビルで統一されてて、
近くのビルも同じようになってることが多いから見てて気持ちがいい。
駅に向かって歩きつつ、再び建物の中ちょろちょろとのぞきながら進む
最後にデザートを買うことに。ジェノバにきて、あれこれ地元料理食べてるけど、
甘いもの食べてないかも！！と思い出し。
Sissiがこれはイタリアらしいものってことで、アマレッティ。食べるのは電車
乗ってからってことで、一つだけ買ってみましたよ！
そして、夕方前、一日ぐるりとまわりにまわって駅に戻ってきました。
Sissiは当初ミラノまで来て、翌日ミラノ案内という予定もあったのだけど、
ロンドン留学の途中で戻ってきてて、イタリアは夏休みということで親戚が
来る予定が入ってしまったので、ここでお別れ！！
次は、ロンドンかイタリアか、はたまたアジア圏で会いましょう！！！
ミラノ行きの電車・・・出発から20分遅れてのスタート・・・
もう慣れたよ。イライラもするの疲れたよ。
唯一の救いは、結構混んでたのに、隣に誰も座ってなかった〜〜！！
そして、足元には向かえのお客からの癒しのプレゼント！！！
そして、アマレッティ！！
こりゃ。。。飲みもの必須のお菓子だな！下ではワンちゃんが相当鼻をクンクン
させていただけど、ごめんねごめんねー。
最終的に予定より30分遅れでミラノに到着。この国はフライト以外で時間に正確
に動くものがあるのだろうか・・・もしかしたら怠け者気質だからお店は時間より
早く閉まるかもしれない。早いにしろ遅いにしろ、時間にはとてもルーズ！！
ホテルに戻ってきて、チェックイン！！！今回はスタッフレートではなく無料宿泊券
を使っての宿泊だけど、初日と同じ部屋を用意してくれてた！素晴らしい。
部屋にはチョコにフルーツもたくさん。この無料宿泊のパッケージは朝食もついてるし、
今日は夕飯はいらなそうだな・・・
なので、初日はあまりホテルでゆっくりする時間もなかったから、プール、ジム、サウナ
でたっぷりと時間を過ごして、二日間に渡る遅延ストレスの解消をはかる。
いやー快適快適！！プールは滞在中、結構人がいたけど、サウナスペースはあまり
人がいないから、ストレッチしたりのんびり過ごさせていただきましたよ。
おやすみなさい
