うっちのblog2 (ただの旅行記? ~ just travel diary ~ )

元パックパッカースタイルでの世界一周旅行、今はラグジュアリーとバジェットセーバーミックスのスタイルで月一以上で旅行、最近はもっぱらご飯目当て!

中東旅行5日目:(11/24)

夜に同じく夜行バスを捕まえてテヘランに戻るため、


朝から終日かけてイスファハン!!!




「イスファハーンは世界の半分(Esfahān nesf-e jahān ast)」



の言葉あるように政治文化経済の中心で当時サファヴィー朝の首都となってからは相当発展してたようだ。


イランはテヘランが今は首都だけと過去いろんな王朝が別の都市に首都を設置
していたことからもイラン国内各地に世界遺産があり、また世界史に見ても歴史
あるエリアだから遺産遺跡関係はかなり充実してる。


無職、もしくは直行便ありでイランオンリーで7日間とかならがっつりまわれる
んだけど、今回はトータル3日だったのでテヘラン以外のポイントはイスファハン
を選んだ。


次があるなら、シラーズ、ヤズド、ペルセポリスとかまだまだ見どころたくさん
残ってるかな。



さて、イスファハンのどこかのバスターミナルに到着。まだ外は真っ暗だし、
仮に市内中心部に出たとしてもどこもやってないだろうから明るくなるまで
利用したバス会社はブースでなく個別の建物だったのでベンチ3つ掛けで
寝る・寝る・寝る。


もちろん寝てても文句言われないようにこの夜テヘランに戻るチケットも
このバス会社から売り切れる前に買っておくことにする。



そして明るくなってきたので、バスターミナルのところにある小さなホテルで
地図と現在地、現地情報を入手して出発!!






イスファハンも地下鉄が走ってる!!市内北のバスターミナルから中心部
までの移動も楽々!!


中心部最寄りのイマムホセイン駅で降りて、歩いて向かいますは街の中心で
かつ世界遺産にも認定されている



イマーム広場





おーーーこれは確かに美しいわーー!!

朝から天気悪いけど、それでも十分な素敵広場っぷり!!

サファヴィー朝アッバース1世が大規模な都市計画をもとに旧市街と新市街
を結ぶ位置にこの広場を建設。広場はコーランに書かれた楽園を手本にして
作れれたペルシャ式庭園。世界遺産でもありまする。


ここの広場を囲うようにいくつも特徴異なるモスクがあり、建物の中の
部分はアーケードのようになっててバザール(お店)が周囲をぐるっと
囲んでる。そして中央部分は噴水やら芝生スペースでのんびりもでき、

唯一、レストランの選択肢が少ないぐらいで基本はここで時間をたっぷり
過ごせる環境ではあるな。



とりあえず、朝早いんだけど、一日フル稼働で歩く予定だし、天気の関係
もあるからドンドン行きましょう!!!


まずは一番大きく目立ってた



イマームモスク(旧称シャーモスク)」


 

 
以前は王のモスクと呼ばれてたもので、1630年に完成したサファヴィー朝
代表するモスク

遠目でもすんごいんだけど、近くに行くと入り口から既に迫力満点!!










この広場周辺のモスクはそれぞれの施設全て同じ入場料だった。


入場料=200,000IRR(約530円)


 

 

 

 

 

 





それにしてももの凄いデザイン。素敵過ぎて言葉にならないわー






なんというか装飾の作業が細かくて色使いも鮮やかだからだろう。
デジカメの画像サイズがモスク撮ったときだけ通常は3MB前後なのに
5〜6MBまで跳ね上がってるよ・・・このブログ画像が3MB超えると画像
あげられないから、いちいち編集して画像サイズ落とす作業が・・・めんどい!w


さて、次のポイントに移動!!


中庭を一気に突っ切ってもいいんだけど、やっぱり移動は建物内の
バザールを通っていく方が楽しいだろう。朝早いからまだお店はほとんど
空いてないけど、こりゃ楽しいぞ!!

 



もちろん、お茶や香辛料、オリーブといった食料品以外にも、定番といえる
ペルシャ絨毯やペルシャ工芸品のお店もたくさんあるというかむしろそっちの
方が多くあるんだけど、なんかあまり写真撮ったらいけないのかなーと思って
あくまで食べ物ばかりを中心に。


ほぼバザールをぐるりと一周してたあたりが次のポイントなんだけど、その前
にトイレ!!こういうところって無料の公衆トイレがなかったりするんだけど、ありましたよ!!


そして驚いたことに洗面所の水はお湯!!!イラン、なめてたわ。


 

 



「アリカプ宮殿」

 



こちらはティムール朝時代からあったみたいでイマーム広場ができる前から
あったとな。7階建てって当時としては相当な高層建築じゃないか。


いざ、出発!


 

 





入り口早々のエリアの後は、階段をひたすら上上へ上へ上へ。

階段もタイルが貼られてていい感じ!


そして広場が一望できる3階のバルコニーエリアに到着!!まさに絶景!!


 

 

 

 

バルコニーから中の迎賓館としての役割を持つ宮殿内部の部屋へ。


 

 





さらに6階最上部まで上がると音楽鑑賞のために使われた部屋もある。

あれ・・・なぜか・・・画像がない・・・w

言葉だけの説明になるけど、壁にいろんな形の穴があけられてて、音響効果を
考えた設計だったらしい。




続きまして、アリカプ宮殿、広場裏手にある

「チェヘル・ソトゥーン宮殿」

こちらは20本の柱で支えられているがそれが庭の水面に映って錯覚で
40本に見えることから40の柱を意味する名前がつけられたらしい。





こちらの宮殿内部への入り口は鏡張りの銀ピカキン!どこも個性あって
飽きないねー。中は当時の大きな大戦やイベントの様子の歴史画が飾られた
博物館になっている。


 

 

 

 

 





最後は、アリカプ宮殿の反対側にある

「シェイフ・ロトフォッラー・モスク」




つもりだったけど、は・・・礼拝時間ということで一旦閉まってた・・・開くまで待つと後の予定が崩れるな・・・ということでここは暗くなる前に戻ってくるとして、


まずはイマーム広場から移動して次のポイントへ移動しましょう。




イマーム広場と並ぶイスファハンの有名観光ポイントがザーヤンデ川
にかかる世界三大名橋の一つ「ハージュー橋」と「スィー・オ・セ橋」




夜がライトアップでキレイだから夜にも来るんだけど、その前に昼間も!



イマーム広場の南側、イマームモスクそばの脇道から長く続くバザール
に沿って歩いて行き、通りに出てからも大きい通りを南に南にひたすら
歩いて2.5キロ!

途中の並木道は紅葉真っ盛りだしのんびりしてていい感じ








そして到着!!

まずは、


「ハージュ橋」






ここらでランチ!!

テヘランは一瞬で通過したからこれがイラン料理の一発目!!
もちろん食べるはイラン料理の定番で、観光案内所やホテル、イマーム広場
などあれこれ聞いた中で一番多かった回答。


「Azam Beryani」

http://beryaniazam.com/


ビリヤーニ=220,000IRR(約590円)




このビリヤーニ。所説あるらしいがインドパキスタンエリアが
大元らしいけど、ウィキペディア見ても各地で各地のスタイルで作られているので
一概にどこの料理!!というのは難しいかも。

しかも、イスファハン流は主流の米ではなくナンを利用して食べるからこれを
見て、ビリヤーニと思う人の方が少ないかもしれない。


最初地元の人の多くがすすめるからローカルな雰囲気満載のお店かと思ったけど、お店はファストフードのようなチェーン系のこぎれいなつくりで一瞬テンション下がったけど、味は確かに良かった!!!


食べ方も教えてもらったし、水も持ってきてくれたし、場所がハージュ橋の
すぐそばなので観光客も来やすいと思う。



ビリヤーニの後は、干上がった川沿いを歩いて2キロ先の隣の隣の隣の
橋まで。干上がった川の中を歩いてみたり、川沿いの歩道歩いてみたり。




「スィー・オ・セ橋」


 

 

 

 







そして、川の北側がイマーム広場もある中心部、そしてな、南側に行くとあるのがアルメニア人が集まるジュルファ地区。当時アルメニア人ならびにアルメニア正教をアッバース1世が保護したことから教会含めてこのエリアはアルメニア人が多い。橋から再び2キロの徒歩移動!

 




ここにはいくつも教会があるが、一番メジャーなのが、

「ヴァーンク教会」




入場料=300,000IRR(約790円)


こちらだけ、イマーム広場のモスクと違い、設定料金が少し高い・・・泣

 

 

 

 

 

 

 

外観は幾何学模様の窓やタイル、そして中に入ると金ぴかの中、壁中に
大量のキリスト教に関するイベントの壁画、さらには施設内には世界最小の聖書も。




アルメニア人地区を終了したら、イマーム広場までまた歩いて戻りますよ。
今度は約4.5キロの距離。



先ほど逃した

「シェイフ・ロトフォッラー・モスク」



こちらは王族専用のモスクに作られたから広い庭などはなくこじんまりと
していはいるが中のメイン部分はまあ凄い!!





で、暗くなるにはまだ少し時間がある。

なのでそれを待つためにディナーはイマーム広場のバザール内にある
イラン料理をお店で食べてれば暗くなるだろうかな。


「Bastani」


Dizi(Abgoosht)=350,000IRR(約935円)

 




やっぱり観光地ど真ん中にあるだけにサービス含めてパッとしてはなかったか。

ディズィは、隣の席のローカルの家族に食べ方を教わり、そしてその家族から
なんと酸っぱいドリンクまでもらっちゃったよ。


さて、以下、ディズィの食べ方!!

最初の2枚目の赤いスープが1枚目の具が入った鉄鍋に入ってるんだけど、


1=鉄鍋からスープだけを別のお皿へ移動させて、具材だけを鉄鍋に残す。

2=鉄鍋の中の具材をひたすら器具でマッシュ(ぐちゃぐちゃに潰して混ぜる)

3=スープを移した皿にはナンを浸しておいて一緒に食べる

4=マッシュされた具材は具材で別に食べる


 

 


個人的にはスープなしでつぶしたときに、肉がパサついた感じになっちゃうから、
つぶした後にスープを戻して一緒に食べるなんてほうが美味しいかなと思うけど、
ダメなのかしらねー!




腹ごしらえが終わったので、橋に向かう前に最後の広場!!!

いやーーー夜もヤバイわー!素敵過ぎ!小雨でもいい感じ!!!


橋に向かったら直接バス停に向かうから、このイマーム広場ともお別れ!

だから、ちょっとゆっくり夜景にひたってたよ。






そして昼前と再び同じルートで夜の橋へ向かいますよ!!


再び歩く歩く・・・


今日は20キロ以上は余裕で歩いてる気がする。




夜のハージュー橋」
  

 

 

 

 











橋の下の吹き抜け部分では相当な人が座って、ゆっくりしてたり、歌ってたり、
おしゃべりしてたり、ラブラブ(イスラム教的にはダメなんだけど)してたり。


歌ったり踊ったりしてる人たちは、どうみても知り合いじゃないし、すぐに
打ち解けて始められちゃうなんていいね。


動画撮りながら見てたら、危うく参加させられそうになったけど、さすがに
こりゃレベル高いわ・・・ささっとヒトカゲの裏に隠れたよん。


結構あちこちでの歌だの踊りだの見て、移動!!



昼間は、川の北側+川の中を歩いて移動したけど、夜は、川の南側を通る。


川挟んで南側の高級住宅街。イスファハンにして相当高級といえるような
コンドミニアムや高そうなアパレルのお店に、大型ホテルもあるし、それぞれ
建物の作りが新しくてモダン。






明らかにイスファハンでもお金持ちが住んでいるエリアだろうなーというのは
分かるけど、きっと郊外にも素敵な住宅街とかあるのかな。




そして、イスファハンのラストは

夜のスィー・オ・セ橋」


 

 

 

 

 




さて、やっと終了!!バスの時間が22時。それまではちょっと早いけど、
やることは全部消化したし、バスターミナルに向かいますか。



駅構内で電車待ってると、待ち時間長いせいか、二人の男性の駅員が
話しかけてきた!!!何やら柔道やら定番のアニメなら・・・


女性専用車両からは気持ち距離があるが、ベンチがあったからか、
周りは女性ばかりだったし、ちょっと恥ずかしかったんだけど、電車来る
までの20分ぐらいノンストップで話しかけてきたし・・・w



そして電車がきたのでいざ!!



イスファハンテヘランより保守的と聞いてたけど、男性側車両にも
普通に女性がそこそこいたりする。


そして・・・突然女性に話しかけれた!!!!!



ハローって。


とりあえず、ハローって返す。



通り過ぎるときにハローって笑いながら言われるのは確かにいっぱい
あったけど、だからそれで終わるかと思ったけど・・・普通に話かけてきた!!



一応周りは男性ほとんど。イスラム教に関する知識は最低限持ってるつもり
だからここで答えていいのだろうかとかなり悩むが・・・。


まあ多分男性のほとんどは英語分からないだろうし、向こうから話かけて
くるんだからこっちからが違反してるわけでもないからいっか!


周りの目が終始すっごいジロジロ見られてるのはなるべく気づかないふり
をして、お話し続ける。


彼女は児童心理学を勉強してて、院も卒業し、博士課程を探してて
奨学金含めて沖縄大学に興味があって的な。


それにしても・・・この女性、とんでもなくめちゃくちゃキレイ・・・www



やけに積極的に話かけてくるのは学歴があることで保守的な部分から
少し外れているのかな。


うっちの降りる駅が先だったんだけど、最後に連絡先まで聞かれたよ・・・w
バスまで時間あったからそのまま乗ってついていってもよかったかな・・・
(後から彼女から聞いた話ではそのまま家に招待しようと思ってたって)
(聞いてはいたが、イランの旅行者に対するおもてなし、ハンパなし)



ということで、貴重なシーア派ムスリムのしかも女性のお友達ができた〜〜!



バス停に2時間弱早く到着したけど、相当歩き倒したし、バス乗る前に
自分でマッサージでもして快適に寝れる準備!!!


席は今回は事前に場所指定して、1列―2列席の1列単独のところを
キープしたから、がっつり寝れるよ!!



おやすみなさい